経営悪化という病気を治すには ― 倒産を防ぐ早期対応のすすめ

こんにちは、中小企業診断士の中澤です。
先週のこと、某信用調査会社が発表したネット記事「長野県企業の3,776社が倒産リスクに直面、小規模事業者のリスク顕在化 半年間で製造業172社、建設業57社 高リスク企業が増加」に目が留まりました。というのも、このところ「こらから企業倒産(廃業)が急増する」という、暗く嫌な未来が頭をよぎることが多くなっていたからです。これまで国を挙げて倒産を抑制してきましたが、物価高や人手不足等の外部環境の変化もあって、経営体力の乏しい企業は、いよいよ窮地に立たされていると思います。
そもそも「倒産」の定義は何でしょうか。法律用語ではありませんが、「個人や法人などの経済主体が経済的に破綻して弁済期にある債務を一般的に弁済できなくなり、経済活動をそのまま続けることが不可能になること」と、言われています。
私自身は倒産の経験はありませんが、金融機関に勤務していた頃を含めて、多くの企業の倒産を見てきました。その経験から、『倒産とは突然起こるものでなく(連鎖倒産や災害関連倒産を除く)、たいていは経営悪化という病気が進行しているにも拘わらず、自助努力(経営改善の取り組み)では病状の改善が図られずに、赤字の常態化と赤字補填のための負債増によって債務超過の状態に陥り、最後は弁済期にある債務を弁済できなくなる』、というように考えています。
倒産には至っていないものの、経営悪化という病気が進行している企業に見られる特徴・兆候を、私の経験に基づいて下表に整理してみました。自己チェックの該当項目が多い会社(経営者)様は、倒産への坂道を転げ落ちることがないように、出来るだけ早く具体的事象を意識して改善に取り組むことをお勧めします。病気が悪化してからでは打つ手が限られ、本来なら治る病気も治りません。兎にも角にも早めの着手・行動が肝心です。








