経営計画は、未来を描き直すプロセス

こんにちは。中小企業診断士の髙木一貴です。
日々、経営のご相談を受ける中で、改めて「経営計画を立てることの意味」について考えさせられています。
<経営計画を立てるということ>
経営計画を立てるということは、単に数字を並べたり、金融機関に説明するための資料を作成したりすることではありません。
それは、これまで積み重ねてきた歩みを一度立ち止まって振り返り、これからの未来を、あらためて自分たちの手で描き直していくプロセスなのだと思います。
事業を続けていく中では、思うようにいかないことや、夜眠れないほど悩む日もあるでしょう。
売上や資金繰り、人の問題など、簡単には答えの出ない課題を抱えながらも、歩みを止めず、日々を積み重ねてきた。その姿こそが、何よりの「経営の力」だと感じています。
これまでお会いしてきた多くの経営者の方々は、それぞれの分野で高い技術や知恵を持ち、会社や仲間、地域を大切にする強い想いを持っておられました。
ただ、その想いが忙しさの中で整理されないまま、言葉にできずにいる場面も少なくありません。
経営計画は、そうした想いを言葉と数字で「形」に整理する作業でもあります。
計画として整理していく過程で、自社の強みや大切にしてきた価値、そして今後どこに力を注ぐべきかが、少しずつ見えてくることがあります。
<計画があることで、対話は変わる>
また、経営計画を持つことで、金融機関との対話の質も変わってきます。
口頭で説明するだけでは伝えきれなかった考えや背景も、計画という共通の土台があることで、「説明する場」から「一緒に考える場」へと変わっていくことを、現場で何度も感じてきました。
<これからの進み方を考える>
経営計画は、これからの進み方を考えるためのものです。
計画を通じて自社の歩みや現状を整理し、経営者自身の考えを言葉と数字に落とし込んでいくことで、次に取るべき行動が見えてきます。
金融機関とも計画を共有しながら対話を重ねることで、単なる説明にとどまらない、前向きな議論が生まれることもあります。
そうした対話と検討の積み重ねが、事業の継続と発展につながっていくのだと思います。








