フルマラソンをやる理由

中小企業診断士の大根田淳と申します。企業内診断士として大いに活動中!・・・と言いたいところですが、現実はしがないサラリーマン生活を送る日々です。
そんなわけで今回のコラムは私の趣味の話をさせていただきます。
私はランニングが趣味でして、30代前半からかれこれ15年以上、主に休日に走ることを続けております。大会も年に1,2回は出場しており、昨年は長野マラソン、松本マラソンに出場し、フルマラソンを4時間以内で完走しました。
やらない人からすると、時間とお金と手間をかけて、なんでそんなにしんどいことやるんだろう?と不思議でしょうけど、これがなかなかに面白いものなのです。
何が面白いかというと「レース中の自分との戦い」といったところでしょうか。日々のトレーニングで鍛えた走力を当日に100%近く発揮させるのは自分との戦いであり、それが実に難しく、また面白いのです。
大会直前から当日のゴールまで(特にレース中)の間は、そこかしこに落とし穴が用意されています。落とし穴について具体的に説明しだすと長くなるので割愛しますが、簡単に言うと、「もうちょっと頑張ればもっと良いタイムを出せそう」という誘惑に負けて無理をしてしまうこと、でしょうか。
なんだそんなことと思われるかもしれませんが、「そんなこと」でタイムが数十分落ちてしまったり、下手をするとリタイアする羽目になったりするわけで、まさに落とし穴です。
ただ、わかっていてもそこはそれ。それなりの規模の大会に出られるのは数カ月~1年に1度きりのチャンスです、できるだけ良いタイムを出したいと考えてしまうことは避けられません。
ではどうすれば落とし穴を避けつつ、ベストパフォーマンスを発揮できるのか?
「計画したペースを守り続けること」
私の経験上(大した経験でもありませんが)、これが答えに近いものだと思っています。
言葉にするとなんてことないのですが、これが実に難しい。
レース序盤、「もう少しペース上げられるんじゃないか?」という考えが、必ず頭をよぎります。前日までに冷静に自分なりのペース配分を計画したにもかかわらず、です。「今日は調子がいいんじゃないか?」「予想以上のタイムが出せるんじゃないか?」と考えたくなるわけですね。また自分を抜かしていく人がやたら気になったりもします。
序盤のオーバーペースが最強最大の落とし穴であることは、嫌というほど経験してきているのですけどね…。
長い長いフルマラソンで結果を出すには、誘惑をかわし、地道にペースを維持し続ける忍耐が求められます。わかってはいるのですが、自分というのはままならないものだとレースの度に思い知らされます。自分との戦いに連戦連敗です。だから面白いんですけどね。
次回の大会ではベストを発揮できるよう頑張ります。