「努力の行先」

はじめまして。中小企業診断士の北原竜也と申します。
今年度より長野県中小企業診断協会に入会いたしました。
よろしくお願いいたします。

今回は「努力の行先」についてお話させていただきいと思います。

私は4回目の受験で中小企業診断士試験に合格できたのですが、試験勉強をしていた際に「勉強すること自体が目的になっていた」ことが多々ありました。

勉強の目的としては知識を身に着けることももちろんありますが、
試験においては合格することが大きな目的となるはずです。
しかし、いざ勉強に集中するとそれ自体が目的になってしまい、
その先の合格するという目的が見えなくなっていました。
「今日は〇時間勉強した。」
「今日は〇問解いた。」
では、これでどれくらい自分が合格に近づいたのか?
その意識が抜けてしまっていることが多くあったように思います。

このような状態は勉強に限ったことではなく、
企業経営でも
「何かを改善したい」
「成果を出したい」
と考え、その努力している際に実は頻繁に起こっているのではないかと感じています。

改善のため、成果のために努力を始めていたとしても、
それが長く続くことでいつの間にか
「努力すること自体が目的」にはなっていないでしょうか。

いくら頑張っても成果につながらない。
そんな時は、少し立ち止まって、
「今、なんのために努力をしているのか」
「今の行動はどんな成果につながるのか」
その努力の行く先を考えてみてはいかがでしょうか。

中小企業診断士 北原竜也

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