準備しておかねば・・・
はじめまして!今回のコラムを担当します 木内孝信 です。
今年は昨年のようなスコールもなく、梅雨らしい梅雨ですね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
私は、しとしと降る雨音をBGMに、コラム執筆にあたり以前読んだ本を斜め読みしていました。
その中の一冊、「経営の父」と称されるP.Fドラッカー氏の著書「マネジメント」に、
『成長には準備が必要である。いつ機会が訪れるかは予測できない。準備しておかなければならない。準備ができていなければ、機会は去り他所へ行く』
と書いてある一節が私の目に留まりました。
蛍光ペンでマークをしていなかったので、以前は気にも留めなかったこの一節を見て思ったのは、
準備にもいろいろあるけれど、まず最初にすべき準備は自社の現状を把握することだということです。
具体的には、「今の自社にできることは何で、やらなければならないことは何か」といった具合に自社の現状を把握します。
現在、売れている商品・サービスも売れ筋が変われば途端に売れなくなってしまうという、
めまぐるしい速度の情報化社会の中で、絶えず変化への対応が求められるからこそ
私達は現実をしっかりと受け止めるための準備が必要ではないでしょうか。
「あれもない」「これもない」という考え方ではなく、
「あれで喜ばれた」「こうしたら良い評判になった」という考え方で自社と自身の持つ価値を発掘してみませんか。
最後に、持たないことへの不満を抱きがちな方に向けられたメッセージをご紹介します。
「今は ないもの について考えるときではない。今あるもの で何ができるか考えるときである」
アーネスト・ヘミングウェイ(アメリカの文豪)