補助金の利用にご注意ください

今回のテーマは補助金の活用についてです。

近年、事業再構築補助金など補助金に関するご相談を頂くことがあるのですが、そのなかでしばしば考えさせられることがあります。
それは、新たに投資をするにあたって、そもそも補助金使うべきか否かということです。

補助金はうまく使えば、支出を抑えて新たな投資が可能であることから、積極的な活用が望まれます。しかしながら、補助金の申請や受給には多くの制約があり、手続きも煩雑です。

そのため、補助金を受給するために、当初予定していた事業計画を修正したり、新規事業への着手やスケジュールが遅れる場合があるなど、機会損失や追加コストが発生する可能性が生じます。

私自身、一事業者として、補助金が発表されると何とかして自社の事業に使えないものかと、補助金ありきの思考をしてしまうことがあります。

補助金の活用をご検討の際は、
①そもそもその投資は本当に必要なものか?
②補助金があることによって過大な投資になっていないか?
などについて検討する必要があると考えられます。

また、投資実行後に何かしらの事情で万が一補助金がおりなくても、事業に対して致命的な影響がないかどうかも検討が必要です。

当たり前の話ではありますが、今後補助金を活用する際にご一考いただけましたら幸いです。

中小企業診断士 長瀧邦雄

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