町内会活動からDXを考える

中小企業診断士の太田拓己です。
私は企業内診断士として本業とプロボノを軸に活動していますが、今年から三足目のわらじを履くことになりました。それは「自治会の区長」です。任期は2年です。今回は、この自治会活動を通じて考えたDXについて述べたいと思います。

私は長野県内の電気機器メーカーに勤務しています。会社では「紙を減らす」取り組みが推進され、最近ではほとんど印刷を行わなくなりました。

  • Before:申請書は印刷し、ハンコで承認
    After:オンライン上のワークフローで承認
  • Before:会議では紙の資料を配布
    After:パソコンを持参し、資料は画面で共有

こうした形で、ペーパーレス化とデジタル化が進んでいます。

 一方、週末を中心に従事する自治会の仕事は、次のような進め方でした。

  • 会議案内を印刷し、役員宅を訪問してポストに投函
  • 会議資料は全員分を紙で配布
  • 区費は現金で集金し、手書きの入金伝票を銀行窓口に提出

本業でのデジタル化に慣れていたため、その対比に正直驚きました。

 幸い、地区役員の多く(60〜70代)はスマートフォンを普通に使っておられたため、会議案内はメール送信に切り替えることができました。ただし、会議資料はまだ紙のままで、プロジェクターなどによる投影には移行できていません。区費についても、将来的にはQRコード決済を導入できれば、さらに効率化が進むと考えています。

 この経験を通じて、もし私が自治会のやり方しか知らなければ、改善の余地に気づけなかったと感じました。本業という異なる現場と比較することでこそ、改善のヒントが得られるのだと改めて実感しました。

中小企業診断士は、資格試験を通じてITの基礎知識を有しているだけでなく、さまざまな会社や団体の実務に触れています。その知見を活かして、地域や企業のDXをサポートできる存在です。

 「ITはちょっと苦手で…」という企業の皆さまも、ぜひ気軽に私たち長野県中小企業診断士協会の診断士にご相談ください。

 

中小企業診断士 太田拓己(おおた たくみ)

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