成功者と『運』

こんにちは。長野市で中小企業診断士をしている平井孝典と申します。
突然ですが皆さんは、ご自身が『運』が良いと思いますか?それとも悪いと思いますか?
経営コラムらしからぬ怪しげな書出しですが、コンサルタントとして様々な経営者様と関わる中で、「この方は持っているなぁ」とか「この方は最後の最後で運に見放されるなぁ」と思うことがあります。

『運』というものが果たして本当にあるのかどうか。。。
それ自体も定かではありませんが、もしあるとしたら良いほうが良いに決まっています。
まして会社経営をしている方であれば尚更です。
経営者の方は、ご自身の『運』が会社に与える影響は決して小さくないと感じる場面に遭遇したことがあるのではないでしょうか?
意外かもしれませんが、経営者の方に運やゲン担ぎを気にする方は多いです。
「経営の神様」と呼ばれる松下幸之助も「成功するかどうかは90%が運」と言っていたそうです。

今日は『運』があると仮定して、どんな要素が運を呼ぶのか少し考えてみようと思います。
皆さんの周りを見渡して「運が良い」という人はどれぐらいいますか?
そしてその方は、他の方とどのような違いを持っているのでしょうか?

皆さんと共通認識を持ちやすいところで、メジャーリーグで活躍されている大谷選手を見てみましょう。
打者・投手としても超一流の実力を持つ大谷選手ですが、高校一年生の時に作成した「目標達成シート」にも『運』という項目がある事から、ご自身でも意識されていたことが伺えます。

では、大谷選手は運を掴むためにどのような行動を設定していたのでしょうか。
目標達成シートを抜粋します。

・あいさつ
・ゴミ拾い
・部屋そうじ
・審判さんへの態度
・本を読む
・応援される人間になる
・プラス思考
・道具を大切に使う

いや、すごいですよね。
何がすごいって、『運』という不確定要素の大きいものさえも自分の行動で改善しようとする姿勢がすごいですよ。

一般的に『運』という言葉を、『自分ではどうしようもないもの』として捉える方が多いのではないでしょうか?
それは言葉の意味や概念として間違ってはいないと思います。

ただ、目標を達成するために『運』という、一見自分にはどうしようもないように思える要素にまで目を向け、(オカルトではない)地に足のついたTODOを設定し徹底する。

ここに大谷選手と他の選手との違いがあるように思います。

ビジネスにおいては『外部環境』を『運』(≒自分ではどうしようもない事)と捉える方もおられます。
確かに自分ではどうしようもない事が起こるのが世の中ですが、そんな中でも結果を出し続ける人というのは、『運』を運任せにせず、ほんの少しでも成功確率を上げる方法を徹底的に考える方なのだと思います。

いかがでしょう。
皆さんは課題解決やプロジェクト成功に向けてどこまで意識していますか?
少し枠を広げて考えてみることで、打ち手が見えてくるかもしれません。

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