不況にも見捨てないお客さんを
塩尻市の原祐治と申します。
少し時間が経ってしまいましたが、11月4日は「中小企業診断士の日」でした。
本年度は、長野経済研究所の小澤吉則先生をお招きして、「最近の経済情勢と中小企業の生き残り」についてご講演をいただきました。
講演会の運営に携わった者として、ご来場いただきました皆さま、ご協力いただいた方へ、改めてお礼申し上げます。
講演のなかで小澤先生は、「景気は厳しい局面を迎え、節約志向が強まり、企業は非価格競争を軸にした経営が求めらる」ことをお話されていました。
さらに、「『人を大切にする経営』を行っている企業の社員は、会社や上司から大切にされていると感じているためモチベーションが抜きんでて高い。そのため顧客に感動を与え、価格以外で売るという高度な活動ができる」ことをご説明されていました。
日頃、感じていたことを的確にご指摘いただき、すんなりと腹に落ちました。
「社員」をウリにしている会社は、一度ついたお客さんがナカナカ離れません。だから不況になろうが、業績がぶれません。一方、「値段」をウリにしている会社は、容易にお客さんを呼べますが、簡単に離れます。
皆さんの会社はどちらでしょうか。