食品衛生から考える、中小企業の「攻め」と「守り」のガバナンス

こんにちは、中小企業診断士の中澤です。
先月のことになりますが、ひょんなことから「食品衛生責任者養成講座」を受講しました。先日、自宅に届いた受講者証を手にし、受講前と比べて食品関連事業に対する意識が大きく変わったことを実感しています。
普段の診断士活動では、どちらかというと売上や利益の増加といった「攻め」の支援が多くなりがちです。そのため、食品関連事業の強固な土台(守り)である「食品衛生」についての認識が、これまでは不十分だったと痛感させられました。
「ガバナンス」と「コンプライアンス」の決定的な違い
この受講をきっかけに、改めて「ガバナンス」について深く考える機会がありました。
ビジネスシーンでは「コーポレート・ガバナンス(企業統治)」という言葉でよく使われますが、時に「コンプライアンス」と混同されている場面に遭遇することがあります。しかし、この2つの意味合いは大きく異なります。
■ガバナンス(企業統治)
組織を健全に運営するための体制や仕組みそのもの(守らせるための枠組み)。
交通に例えるなら、「信号機や警察、免許制度といった仕組み」です。
■コンプライアンス(法令遵守)
法律や倫理、社内ルールを守るという実際の行動。
交通に例えるなら、「赤信号で止まるというルール遵守」です。
どれだけ「ルール(コンプライアンス)を守れ」と叫んでも、それを機能させる「仕組み(ガバナンス)」がなければ組織は破綻してしまいます。
食品衛生責任者養成講座は、最高の「守り」の教材
冒頭でご紹介した食品衛生責任者養成講座は、まさに食品関連事業における「ガバナンス」と「コンプライアンス」の基本を体系的に学べる絶好の機会でした。
現在はeラーニングでも気軽に受講が可能です。「攻め」のビジネスをより強固にするための「守り」の知識として、食品関連事業に関心のある方には、ぜひおすすめしたい講座です。







