診断士登録1年目の私が、長野県協会に入って得たもの

協会との関わり方が、まだ見えていなかった1年前
はじめまして。大井直美と申します。私は2025年6月に中小企業診断士として登録し、同時に長野県中小企業診断士協会に入会しました。
4月から6月にかけては、新たに中小企業診断士として登録される方が増え、どこの協会に入ろうかと考える時期でもあります。私自身も1年前は、協会に入って何が得られるのか~や地方協会の雰囲気がよく分からず、少し迷っていました。
このコラムでは、診断士登録1年目の私が長野県協会に入って感じたことや、入ってよかったこと、地方協会ならではの特徴などを、これから登録する方に向けて率直に書いてみたいと思います。
【この記事を読んでほしい人】
・2026年春に中小企業診断士登録予定の方
・登録後、何から始めたらよいか分からない、最初の一歩の場を探している方
・協会に入るかどうか迷っている方
・地方協会の雰囲気や活動内容を知りたい方
この1年で得たのは、「仕事」よりも「学び」と「つながり」
この1年を振り返ると、協会に入ったことが直接仕事につながったわけではありません。それでも入ってよかったと思うのは、学びとつながりを得られたからです。
長野県協会では、交流会や研究会、青年部、実務従事の機会などがあり、kintoneを活用した情報共有も行われています。規模は約180名で、決して大きすぎないからこその距離の近さも感じます。新人にも気さくに話してくださる方が多く、ベテランの先生との距離も近い。分からないことを相談できる相手がいること、長野県内各地で活動する先生方から地域ごとの企業の実情を聞けることなどは、登録1年目の私にとって大きな財産となりました。
顔の見える関係が、地方協会のよさ
都市部のように多くの研究会があるわけではありませんが、その分、顔と名前がつながりやすく、「さて、ここからどう動こうか」と思ったときに相談しやすい環境があります。まず学ぶ場があり、話せる相手ができ、地域で活動する診断士の姿を知ることができる。そうした環境は、1年目の私にとって、とても心強いものでした。
地方協会ならではの難しさもある
もちろん、よいことばかりではありません。都会の大規模協会に比べれば、研究会の種類や開催頻度は限られますし、最新テーマや専門的な情報は自分で取りに行く必要があります。また、長野県内の催しは各地で開かれるため、移動距離が長くなることもあります。
ただ、考え方を変えれば、それも長野ならではです。電車なら普段見ない景色を楽しめますし、車なら気分転換のドライブにもなります。行った先のおいしいものに出会えるのも、ちょっとした楽しみのひとつです。

長野県の中小企業は、まだまだ診断士を必要としている
これから長野県で活動しようとする方にお伝えしたいのは、県内の中小企業はまだまだ診断士を必要としている、ということです。
中小企業庁の統計では、2021年時点の中小企業数は長野県66,551社、東京都419,013社です。これを長野県協会の登録人数約180名と東京協会の会員数5,571名で単純比較すると、診断士1人あたりの中小企業数は長野県約370社、東京都約75社となり、長野県のほうが約4.9倍多い計算になります。協会会員数ベースの参考比較ではありますが、長野県では地域企業に対して診断士の数が十分とは言えないことを示すひとつの目安だと思います。
これから登録する方へ
だからこそ、長野県協会に入る意味は、単に所属先を持つことではなく、地域で活動する入口を持つことにあるのではないかと思います。すぐ仕事につながることを期待するよりも、まずは学び、相談できる相手、地域との接点を得る。その積み重ねが、これからの診断士活動の土台になっていくはずです。
この1年を振り返ると、私が得たのは仕事そのものよりも、学びとつながり、そして長野県内の企業を知る機会でした。これから登録される皆さんにとっても、長野県協会が最初の一歩を踏み出す場のひとつになれば、うれしく思います。








