本質まで考える

こんにちは!中小企業診断士の金丸望美です。
売上のこと、資金繰りのこと、従業員のこと…
日々、事業をしていると大なり小なり、悩みが尽きないのではないでしょうか。
ただ、悩みをそのままにしていては、悩みは悩みのままです。
もやもやした気持ちがずっと続きます。
では、その悩みはどうしたら晴れるでしょうか?
頭の中で考えてみる。
紙に書き出してみる。
人に話してみる。
ネットで調べてみる。
方法は色々ありますが、外(表)に出すことで見えてくるものが多々あります。
それで解決することもあります。
しかし、大きな悩み(課題)に対しては小手先のアイデアでは根本的解決にはつながりません。
小手先のアイデアは短期的なものです。
その場しのぎにしかならない可能性もあります。
そうならないためには、その悩み(課題)がなぜ生じたのか、なぜそうなったのか。
なぜ、なぜと真因を追求することが重要です。
出た答えに自分でツッコミを入れていくイメージです。
例えば、売上をアップさせたいという悩みに対して、新規顧客を増やせばいいと簡単に考えていないでしょうか?
売上をアップさせたい理由はなぜなのか。
→赤字だから(なぜ赤字なのか)
→経費が大きい(どの経費が)
→広告宣伝費の金額が大きい(費用対効果が悪いのか)
→お客様が求めている情報を発信できていない(自分のいいたいことばかり伝えている?)
→顧客ニーズがつかめていない
この場合、実は売上アップが本質的課題ではなく、経費削減と顧客ニーズの把握といった課題が隠れています。
このように、なぜなぜを頑張って5回繰り返せば、そこに本質的な原因がみえてきます。
慣れないうちは3回でも繰り返してみてください。
本質「を」考えるのではなく、本質「まで」考えることで何をやらなければいけないのか、何をやめるのか、といったことが見えてきます。
少し挑戦してみてはいかがでしょうか。